Ruby 1.9.0 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > library _builtin > class File > flock
flock(operation) -> 0 | falseファイルをロックします。
ロックを取得するまでブロックされます。 ロックの取得に成功した場合は 0 を返します。 File::LOCK_NB (ノンブロッキング) を指定すると、本来ならブロックされる場合に ブロックされずに false を返すようになります。
引数 operation に有効な定数は以下の通りです。定数は File::Constants で定義されていますが、 File クラスの親クラスの IO が File::Constants をインクルードしているので、 これらの定数は File::LOCK_SH などとして参照可能です。
共有ロック。複数のプロセスが同時にロックを共有できます。 システムによってはロック対象のファイルは読み込みモード ("r", "r+" など)でオープンされている必要があります。そのよ うなシステムでは読み込み可能でないファイルに対するロックは例外 Errno::EXXX が発生するかもしれません。
排他ロック。同時にはただひとつのプロセスだけがロックを保持できます。 システムによってはロック対象のファイルは書き込みモード ("w", "r+" など)でオープンされている必要があります。そのよ うなシステムでは書き込み可能でないファイルに対するロックは例外 Errno::EXXX が発生するかもしれません。
アンロック。 この明示的なアンロック以外に、Rubyインタプリタの終了 (プロセスの終了)によっても自動的にロック状態は解除されます。
ノンブロックモード。 File::LOCK_SH | File::LOCK_NB のように他の指定と or することで指 定します。この指定がない場合、ブロックされる条件での flock の呼び出しはロックが解除されるまでブロックされます。
File::LOCK_NB の指定がある場合、ブロックされる条件での flock は false を返します。
「ブロックされる条件」とは以下のいずれかです。
例:
f = File.open("/tmp/foo", "w")
f.flock(File::LOCK_EX)
puts "locked by process1"
fork {
f = File.open("/tmp/foo", "r")
f.flock(File::LOCK_SH)
puts "locked by process2"
sleep 5
puts "unlocked by process2"
}
sleep 5
f.flock(File::LOCK_UN)
puts "unlocked by process1"
sleep 1 # <- 子プロセスが確実に先にロックするための sleep
f.flock(File::LOCK_EX)
puts "re-locked by process1"
=> locked by process1
unlocked by process1
locked by process2
unlocked by process2
re-locked by process1